雑誌『工藝』104号

柳宗悦が1931年から1951年の間に発行した雑誌『工藝』の第104号です。


雑誌『工藝』は日本民藝協会の機関誌で、思想家柳宗悦を中心に昭和6年1月に創刊され、昭和26年の120号をもって終刊しました。
柳らが新しく見出した工芸品が次々と特集され、型染・織物・漆絵・版画など多彩な工芸手法で装幀されました。また、中の用紙は厳選された各地の手漉き和紙を使用し、さらに小間絵（挿絵）も芹沢銈介をはじめ民藝運動の同人たちが担当しました。


【目次】
民藝学と民俗学：柳宗悦
故内山省三氏を悼む：田中豊太郎
伎倆と技術と技巧：柳宗悦
曽我屏風雑感：柳宗悦
挿絵小註：柳宗悦
曽我屏風の顛末：柳宗悦
曽我物語梗概
編輯後記
柳
「工藝」の発行が大分おくれた。もう廃刊になったのかと聞かれることがある。
民芸館寄付報告
知恩院蔵版・日本民藝協会刊・芹澤銈介作・法然上人御影、「美の国と民藝」「河井・浜田・富本作品録」
会員募集
柳宗悦著・茶道の聖典「茶と美」・牧野書房
香墨紙筆・法帳其他・西欧工藝・鳩居堂
たくみ工藝店
柳宗悦・式場隆三郎共編・民藝叢書・昭和書房
有坂與太郎著・郷土玩具展望・山雅房
全三冊予約募集・アイヌ芸術・第一青年社・金田一京助杉山寿栄男共編

装幀：鈴木繁男
小間絵：棟方志功
本文用紙：武州小川


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