雑誌『工藝』28号

柳宗悦が1931年から1951年の間に発行した雑誌『工藝』の第28号です。

雑誌『工藝』は日本民藝協会の機関誌で、思想家柳宗悦を中心に昭和6年1月に創刊され、昭和26年の120号をもって終刊しました。
柳らが新しく見出した工芸品が次々と特集され、型染・織物・漆絵・版画など多彩な工芸手法で装幀されました。また、中の用紙は厳選された各地の手漉き和紙を使用し、さらに小間絵（挿絵）も芹沢銈介をはじめ民藝運動の同人たちが担当しました。



【目次】
挿絵小解　附工程図解
雲石紙考：太田直行
和紙の特徴と島根の紙：中村和
和紙の美：柳宗悦
和紙復興：寿岳文章
和紙の二三：中村直勝
紙の話：内藤虎次郎
同人雑録
柳：
「紙」の語源など：寿岳
西ヶ崎より：外村
聖パウロの話
鳥取通信：吉田
月ぎめに非る読者に
会員募集
西欧工芸品常設展観・鳩居堂
和紙・安部栄四郎
越前手漉和紙・福井・岩野平三郎
越前産紙・山田商会
港屋取扱和紙御案内
柳宗悦・蒐集に就て
陶器と民藝品・釉光堂・村山正一、歌舞伎草紙絵巻・聚楽社
「工藝」第二巻帙・申込所・たくみ工藝店
ファン・ホッホ
（挿絵目次）

装幀：石井恒
小間絵：芹沢銈介
用紙：越前産

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