『カラマーゾフの兄弟』39・40ドストエフスキー (1974年)筑摩世界文学大系
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〈39・40〉翻訳小沼文彦
初版本 1974年1月1日刊行
中古品ではありますが、良好な状態です。【40】の方、箱無になりますから一気にお値下げいたしました。
[40]について
他に『地下生活者の手記』
ロシアの文学者フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説です。
サマセット・モームは、『世界の十大小説』の一つに挙げています。
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、>「第一次世界大戦従軍時の数少ない私物の一つが本書であり『最低でも50回は精読した』」と書いています。
私は、度肝男を抜かれてぞっこん惚れますと…他の翻訳者のものも是非とも読みたくなります。
岩波文庫『カラマーゾフの兄弟』は、持ち歩き熱中して読みました。個人的には米川正夫の翻訳が好きなのですが…筑摩世界文学大系は、その解説文が素晴らしいので購入しました。
[39]後書きに載っているMパフチン『ドストエフスキーの対話』は瞠目に値する文芸批評です。
人間の魂の奥深くの描写をリアリズムで描きますが、それは切迫した呼びかけによって初めて明らかになります。
生命そのものの、あの不可解なもの「神の神秘」無限に問い続いていきます。
プロローグから抜粋
>「誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば、多くの実を結ぶべし。」(ヨハネ伝12章24章)
無神論者のイヴァンと修行僧のアリョーシャが神と信仰をめぐって論争した際に、イヴァンがアリョーシャに語る「大審問官」の頁は圧巻です。
貪婪な地主フョードル・カラマーゾフは、直情的な長男のドミートリイとそりが合わず、遺産相続ばかりか「グルーシェンカ」という女の奪い合いで、いがみ合っていました。
ある日、三男の修道僧アリョーシャの師、「高僧ゾシマ」の骨折りで、ばらばらに育ったカラマーゾフの兄弟3人が一堂に会すことになります。
皆はイヴァンから無神論の持説を聞かされます。虐げられている子供たちのために神は何かしているか?
続いて「大審問官」なる創作物語は、イエスを思わせる人物が、異端審問官から「おまえこそ異端だ」と火刑にされかけるというもので、アリョーシャ…
初版本 1974年1月1日刊行
中古品ではありますが、良好な状態です。【40】の方、箱無になりますから一気にお値下げいたしました。
[40]について
他に『地下生活者の手記』
ロシアの文学者フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説です。
サマセット・モームは、『世界の十大小説』の一つに挙げています。
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、>「第一次世界大戦従軍時の数少ない私物の一つが本書であり『最低でも50回は精読した』」と書いています。
私は、度肝男を抜かれてぞっこん惚れますと…他の翻訳者のものも是非とも読みたくなります。
岩波文庫『カラマーゾフの兄弟』は、持ち歩き熱中して読みました。個人的には米川正夫の翻訳が好きなのですが…筑摩世界文学大系は、その解説文が素晴らしいので購入しました。
[39]後書きに載っているMパフチン『ドストエフスキーの対話』は瞠目に値する文芸批評です。
人間の魂の奥深くの描写をリアリズムで描きますが、それは切迫した呼びかけによって初めて明らかになります。
生命そのものの、あの不可解なもの「神の神秘」無限に問い続いていきます。
プロローグから抜粋
>「誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば、多くの実を結ぶべし。」(ヨハネ伝12章24章)
無神論者のイヴァンと修行僧のアリョーシャが神と信仰をめぐって論争した際に、イヴァンがアリョーシャに語る「大審問官」の頁は圧巻です。
貪婪な地主フョードル・カラマーゾフは、直情的な長男のドミートリイとそりが合わず、遺産相続ばかりか「グルーシェンカ」という女の奪い合いで、いがみ合っていました。
ある日、三男の修道僧アリョーシャの師、「高僧ゾシマ」の骨折りで、ばらばらに育ったカラマーゾフの兄弟3人が一堂に会すことになります。
皆はイヴァンから無神論の持説を聞かされます。虐げられている子供たちのために神は何かしているか?
続いて「大審問官」なる創作物語は、イエスを思わせる人物が、異端審問官から「おまえこそ異端だ」と火刑にされかけるというもので、アリョーシャ…
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『カラマーゾフの兄弟』39・40ドストエフスキー (1974年)筑摩世界文学大系
〈39・40〉 翻訳 小沼文彦 初版本 1974年1月1日刊行中古品ではありますが、良好な状態です。【40】の方、箱無になりますから一気にお値下げいたしました。[40]について 他に『地下生活者の手記』ロシアの文学者フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説です。サマセット・モームは、『世界の十大小説』の一つに挙げています。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、>「第一次世界大戦従軍時の数少ない私物の一つが本書であり『最低でも50回は精読した』」と書いています。私は、度肝男を抜かれてぞっこん惚れますと…他の翻訳者のものも是非とも読みたくなります。岩波文庫『カラマーゾフの兄弟』は、持ち歩き熱中して読みました。個人的には米川 正夫の翻訳が好きなのですが…筑摩世界文学大系は、その解説文が素晴らしいので購入しました。[39]後書きに載っているMパフチン『ドストエフスキーの対話』は瞠目に値する文芸批評です。人間の魂の奥深くの描写をリアリズムで描きますが、それは切迫した呼びかけによって初めて明らかになります。生命そのものの、あの不可解なもの「神の神秘」無限に問い続いていきます。プロローグから抜粋>「誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば、多くの実を結ぶべし。」(ヨハネ伝12章24章)無神論者のイヴァンと修行僧のアリョーシャが神と信仰をめぐって論争した際に、イヴァンがアリョーシャに語る「大審問官」 の頁は圧巻です。貪婪な地主フョードル・カラマーゾフは、直情的な長男のドミートリイとそりが合わず、遺産相続ばかりか「グルーシェンカ」という女の奪い合いで、いがみ合っていました。 ある日、三男の修道僧アリョーシャの師、「高僧ゾシマ」の骨折りで、ばらばらに育ったカラマーゾフの兄弟3人が一堂に会すことになります。皆はイヴァンから無神論の持説を聞かされます。虐げられている子供たちのために神は何かしているか? 続いて「大審問官」なる創作物語は、イエスを思わせる人物が、異端審問官から「おまえこそ異端だ」と火刑にされかけるというもので、アリョーシャ…
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