平安時代初期　四天王　急須　青銅器　帝釈天　仏像　古美術　骨董　アンティーク

直径13cm、高さ7cm、441g、青銅製。

平安時代初期(8〜9世紀)、弘仁・貞観文化の、四天王(持国天・増長天・多聞天・広目天)と帝釈天を金象嵌にてあしりった青銅製の急須。

仏像の表情等は未だ奈良天平文化の影響を強く受けており、当時既に貴族や皇族の間では茶の文化が浸透していました。
真言宗や天台宗などの密教における四天王信仰への高まりに加え、当時の神聖な薬であった茶を霊験あらたかなここに注ぎ込み、内部に取り込むことによって悪鬼を撃滅し帝釈天の加護に浸るという考えのもと製作されたものと思われます。

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